孔子学院共同講座「中国における日本研究」 2012年3月7日

LINEで送る
Pocket

中国問題を読み解く  ◆3月講座

中国における日本研究

石雲艶先生

 20120325_12-d__Imgp

 

三月七日、石雲艶先生(天津南開大学教授)の講座が「中国における日本研究」というテーマでおこなわれた。

現在、中国の日本研究の専門家は三百人ほどで、日本関係者全体の一割くらいである。世代別に分けると第一世代は最も古い世代で「日本研究の先駆者」といえる。第二世代は文革世代。第三世代は文革後、大学受験制度が始まった以降。第四世代は現在の30代から40歳代の人達をいう。日本研究者の70%は大学におり、社会科学院・政府研究機関・出版社が、それぞれ10%くらいである。おもな大学は北京・清華・復旦・吉林大学で、そのほか東北地方の大学でも日本研究はされている。

研究テーマは、日本の古代・武家社会・江戸時代・天皇制・近現代史などで、日中関係史や日本の対外関係史、日本の経済、いわゆる資本主義や銀行の不良債権なども研究されている。

文学の面でも、夏目漱石・芥川龍之介・森鴎外・谷崎潤一郎・三島由紀夫・川端康成・大江健三郎などの翻訳ばかりではなく、源氏物語や「京劇と歌舞伎」の比較なども行われ、丸山真男や梅原猛などの思想研究もされている。

最近では村上春樹の小説が翻訳され人気を博している。川端康成がノーベル賞を受賞した時の記念講演「美しい日本の私」は綺麗な文章として高校の教科書にも掲載されているなど、興味のある話だった。



tonichu_side_tel

tonichu_side_fax

tonichu_side_mail

tonichu_side_toiawase


LINEで送る
Pocket