9/16 「中国問題を読み解く」9月講座 レポート

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 2015年9月16日工学院大学孔子学院と東京都日中友好協会の共同講座「中国を読み解く」の講師は日中関連書籍を出版する日本僑報代表の段躍中氏でした。

 段氏は、1991年に日本語も出来ないまま、妻が住む東京にやってきた。しかし、当日妻は仕事があり成田へ迎えに来ることができなかった。まったく地理も日本語も分からない中、やっとの思いで妻が住む東京巣鴨に到着。携帯電話もなかった時代、駅から妻に電話するため電話ボックスに入り話し終わって出てからしばらくして持っていた全財産の入ったバックをボックスに忘れた。あわててボックスに戻るとバックはそのままあった。バックを見た瞬間、「バックがあった。日本って、何と素晴らしい国だろう。地球上にこんな国があるのか。中国ではとっくに無くなっている」とバックを見つめながら感動したという。

 早速、仕事を探すために妻が方々に電話をした。日本語のできない中国人を雇ってくれる職場はなかなか見つからなかった。ところが幸いにも上野の小さな居酒屋で働かせてもらうことができることになった。そこの経営者が右も左もわからない中国人に、新聞記事を読みながら熱心に日本語を教えてくれた。「なんと優しい人だろう」

その後、日本のマスコミは中国人の悪いところだけを報じる。確かに悪い人もいるが、それは一部でほとんどの中国人は悪い人ばかりではない。段氏は、「そうだ中国人のいいところを日本人に知ってもらおう。日本のいいところを中国人に知ってもらおう」ということで出版社を作ることを思いつき、日本僑報社を設立した。

主な事業は、中国を日本に紹介することや日本を中国に紹介する本を出版している。それ以外に中国の大学生中心に日本への留学未経験者を対象に日本語の作文コンクールを05年から始めた。これまで延べ2万7千人の応募があった。優秀者には日本への留学費用の奨学金も出す。反日デモがあった13年に応募者は減るだろうと心配したが、288人も増えたという。来日した時に日本の人々に親切にしてもらった、その恩を忘れずに今後も日中関係の発展に貢献していきたい。「私は肌身で日本人の優しさをしっているから」という。

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