中国問題を読み解く ◆7月講座 中国の神話が 伝える理想郷

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工学院大学孔子学院との共同講座
中国問題を読み解く
7月講座 中国の神話が伝える理想郷
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中国文化研究所教授の百田弥栄子氏を講師に講座を開催した。

「中国の神話は、祖先が理想とした村の姿を伝えている。
それは、天にも達する高い木の元、渓流が山麓の田畑を潤し、
そこに祀ってある観音や山神が村人の暮らしを護り、
人々は心清らかな働き者で、駿馬が青草を食み、養蚕をしている、
という山村の風景。そしてそれはみな雷神(天神)の采配によっている」
と理想郷の原風景を説明した。

「長江文明」「太陽と鳥と扶桑樹と」「扶桑樹と馬と猿と」
「観音と馬と猿と」「金鶏と観音と龍と」「雷神と鉱山と」の大きな
項目に分けて、古書をひも解き、古代の墓や遺跡の壁画や出土品、
伝統的な切り紙や刺繍の絵柄などを示して詳しく紹介した。

「太陽と鳥と扶桑樹と」では、『山海経』(戦国から漢初)や
『淮南子』(前漢)に著された扶桑樹と複数太陽の話や、
『玄中記』にある「毎夜子の刻になると扶桑の大樹の梢に巣を
かけている天鶏が鳴き、太陽の中の陽鳥がこれに応じる。

陽鳥が鳴くと、天下の鶏が皆鳴く」話を紹介した。
数々の神話は祭りなどによって今日まで継承されているものも多い。
日本の中でも鶏を描いた絵馬や扁額が捧げらる地方もあり、
その由来は中国神話に重なる部分がみられる。


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