11月講座 胡錦濤体制から習近平体制へ

LINEで送る
Pocket

11月講座 胡錦濤体制から習近平体制へ

20111116_chugoku_yomitoku
横堀克己 氏

 

11月16日、『人民中国』誌顧問の横堀克己氏を講師に迎え、11月講座を行った。
 
冒頭、氏は「新聞記者出身なので、できるだけ具体的に最近中国で起こっていることを話したい」と述べ、10月中旬に訪中した際のホットな話題を中心に最近の中国動向に話を進めた。
 
鄧小平の故郷である重慶では、「今の生活は鄧小平のおかげ」のスローガンが並び全国から観光客が来ている。文革時に批判の対象だった「劉備」が完全に復活して、三国志の登場人物の銅像ができている。市党書記の薄熙来が打ち出した「打黒」(暴力団一掃、汚職の検挙など)や「唱紅歌」(革命の歌や模範劇など)キャンペーンなど「注目を集める重慶」について説明した。
 
広東省仏山市で起きた2歳の少女のひき逃げを通行人18人が見て見ぬ振りだった事件が示す、急速な都市化が生んだ極端な個人主義、関わりを避ける気持ち、道徳の荒廃といった問題を示した。
 
党の中央委員会第6回全体会議で「文化体制改革の深化」が議題になり、胡錦濤主席は「文化は総合国力の競争で重要な要素。文化のソフトパワーを形成すべき」と演説。2020年を目標に文化改革のために努力する中国の姿勢を紹介した。
 
このほか「温州列車事故」「旧ソ連空母『ワリャーグ』の大連港就航」「狂乱物価」などメディアで取り上げられる話題について中国での取材を踏まえてコメント、日本の報道だけでは見えてこない内容を学んだ。
 
2012年秋の党大会で胡錦濤政権が終わり、習近平体制が誕生する見込みのなかで、現在の中央政治局委員と新体制の重要ポストの人事を予想、任期中に73歳を超えないという「73歳規定」、これまでの慣例や背景などを分析して人事の可能性を探った。
 
「人事は誰がどのように評価し決めるのか」「中国の経済発展と世界情勢」「上海閥、太子党、共青団の影響力」「始皇帝と毛沢東の時代は汚職が少なかったといわれる真意」など多岐にわたる質問にも、経験を引きながら分かり易くていねいに答え、中国の抱える課題や動向を紹介した。
 

 


tonichu_side_tel

tonichu_side_fax

tonichu_side_mail

tonichu_side_toiawase


LINEで送る
Pocket