6/17 中国問題を読み解く「知財大国に成長した中国と日本の知財戦略の課題」 リポート

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 孔子学院と都日中共催で「中国問題を読み解く」の講座をおこなっている。2015年46月17日の講座は、現在中国で問題となっている知的財産権を中心に「知財大国に成長した中国と日本の知財戦略の課題」をテーマに中国総合研究交流センターフェローの馬場錬成氏に話してもらった。氏は1999年中国を訪問、その後中国ウォッチャーになることを決意。

 中国の知財について研究し、「中国ニセモノ商品」(中公新書)、「変貌する中国の知財現場」(日刊工業新聞)の著書がある。知財とは、特許権・実業新案・意匠権・種苗権・商標権などがある。ノウハウや顧客リストの盗用などの不正競争を規制する知財もある。現在多く出回っているスマホもおそらく1万5千件くらいの知財が含まれており、知財の塊といってもいいだろう。

 自動車に至っては、5万件くらいの知財があり、船やタンカーは5~6万件くらいの知財がある。PCでも8千~1万件くらいの知財がある。車のデザインは意匠法によって守られており、音楽や映画などは著作権で保護されている。中国はニセモノ大国といわれているが、ここへ来て急速に技術力をつけてきている。今や知財保護活動も世界のトップにのしあがってきた。

 同時に知財訴訟も日本の10倍以上になった。弁護士も日本の7倍もいる。中国は世界中に特許を出願しており、徹底した知財管理体制も整理されてきた。こうした時代の変化を認識していかなくてはならない。世界はかつてないスピードで変革している。知財問題もそれとともに進んでいる。日本は再び世界に向かって羽ばたかなくてはならない。その意味からも急激に技術力をつけてきている中国と協調路線をとることが不可欠である。

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