10/21 中国問題を読み解く「最近の日中関係」 リポート

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 2015年10月21日の「中国を読み解く」は、「最近の日中関係」をテーマに野田英二郎氏の話であった。野田氏は、大学を卒業後1950年からアメリカに留学。帰国後、外務省に入職しワシントン・モスクワ・ソウルなどの世界各地に勤務。インド大使も歴任。そうした国際的見地から日中関係を語ってもらった。

 

 戦争中、日本は中国でやりたい放題なことをしておきながら、充分な反省をしていない。アメリカに負けて被害者意識だけが強い。国際的見地から見れば、こうした考えは極めておかしい。日中関係での安倍政権においては根が深い。政府全体として日米関係が国際政治のすべてであるかのように考えているようだがそれはおかしい。アメリカ至上主義になっている。安倍首相の歴史認識は偏っている。安倍首相は、日清・日ロ戦争に勝った頃の意識が強く、明治時代を取り戻したいという考えではないか。

 

 アメリカの議会で演説をして拍手喝さいを受けたというが、国際的に力が落ちてきているアメリカを手助けしたいという演説をすれば当然のことだろう。アメリカは世界のあらゆる地域で国づくりをしようとして、ことごとく失敗している。アメリカは軍事予算が減額しているところを日本が肩代わりをするというような安保法制を夏までに仕上げると言った。日本のどこでも話し合いのないことをアメリカでいうことはおかしい。8月15日に談話を出したが、主語のない談話であった。現在の日中関係は、そうした中に含まれている。60年安保闘争があったが、今回若者が国会周辺で安保法制に反対していた。世論がはっきりした形で出てきたといえるだろう。これは日本国憲法が国民の中にはっきりと根付いていることの現れだろうし、政権への不信感が今回の反対運動として出てきていると思う。

 

 今回の中国の抗日戦争勝利集会に、韓国もロシアも代表者が出ていた。日本も儀礼的にでも行くべきだっただろう。各国と首脳会談をおこなっても何の成果も出ていない。南京虐殺事件が世界遺産に登録されたが、30万人虐殺したか数万人虐殺したかが問題ではない。虐殺した事実を消すことはできない。

 

 ドイツとフランスは戦争の歴史であったが、現在は非常に関係がいい。中国との関係も民間交流を通してそうした関係をつくらなければならない。

 

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