2020年4月11日日中オンライン交流会を実施しました。
今回、新型コロナウイルスの関係でも交流を継続したい、今の私たちの目で見た日本、中国を理解したいという思いで実施しました。
今回は青年委員会とfreebirdの共催ということで、それぞれの団体の紹介がありました。
まずは当協会の于子豪委員長から
内容は、当協会と青年委員会の概要について。
次にfreebirdの小橋智大さん
張芑芃さんから
活動について説明がありました。
その後、日本側司会者の当協会青年委員会の井上正順
当協会日中友好青年大使で北京大学在学中の陳星竹から
日本、中国のそれぞれの新型コロナウイルス関係の状況について説明がありました。
報告者発表
昨年9月から浙江大学に留学していて、今は日本での待機となっている齋藤有沙さんからは、自身で感じる生活の変化について話がありました。
口紅、ファンデーションなどは同じものを多くの人で使うのは控えるといことで、化粧品テスターが使えなくなっている。
アルバイトをしている中華料理屋では、ビュッフェ形式の営業は自粛し、箸も使い捨てタイプの割りばしを利用するように変更したという話がありました。
闫煊雨さんは、感染者が出たときは日本留学中で京都にいたそうです。
山東省の済南大学に9月から留学していて、今は日本待機の齋藤静華さんからは、今生活している横浜の中華街の影響についての話がありました。
武漢にある大学の学生の周沢立さんからは、
12月31日武漢の大学にいる時にはじめて新型コロナウイルスのことを知ったということでした。
その時はマスクをしても良いという指示が、1月21日には必ずマスクをするようにと変わったそうです。
ご本人は実家に帰っていたため封鎖を経験することはなかったということでした。
昨年9月から浙江大学に留学をしていて、今は日本で待機している外館祐希さんは、日本での就職活動事情についての話がありました。
訪問の面接などはほとんどなくなり、10社中、会社に行ったのは1回のみだったということでした。
ほとんどがオンラインでの対応になっているということです。
若い人は自分は絶対感染しない根拠のない自身がある人が多かったようですが、最近はインスタでのおうち時間というものができるなど、外にいると後ろめたい気持ちになるような雰囲気が出てきているということでした。
内モンゴルの曹佳鑫さんは、実家でコンビニを営んでいるエピソードの紹介がありました。
今回の状況で、売り上げが伸びたそうです。その理由は、自粛で大型スーパーに行くことがなくなったからということでした。一方で、お店には子どもを見かけることが少なくなったということでした。
お店では体温検査の記録をつける必要があるようです。
竹山燦さんは、3月に大学院を卒業し、会社に勤め始めたということで、卒業式、入社式についての紹介がありました。
オンライン入社式を経験し、在宅勤務が5月もしくは6月まで続く見込みということでした。
このような状況で社会を変えるきっかけになるのではないかということでした。
大連で社会人5年目の李婉滢からは、SARSの経験があるため、中国では国民レベルでもかなり敏感になっていた。自衛意識は高いので、感染も最小限になっているのではないかという話がありました。
社会人4年目の山﨑慶彦からは、公務員は仕事が休めない。2交代制で他のグループの人には接触しない体制としている。感染源を明確にできるようにしているという話がありました。
マスクについて、日本では色付きのものには抵抗があったが、最近は色付きのものも気にならなくなってきているという話がありました。
北京で暮らしている于明月さんからは、街中ではまだ営業を再開していないお店もある。
どの店の外にもマスクをつけて入店すること、また体温を測らせることという張り紙があり、出前や宅配便は家の前ではなく、団地の入り口までしか配らないようにしているということでした。
聞き手としての参加者は募集していませんでしたが、結果として30人以上の傍聴の方もいらっしゃいました。
またこのような機会がある場合は、傍聴としての参加も募集したいと思います。
どうもありがとうございました。