カンフーパンダがきっかけで中国の哲学について考える

こんにちは!紅花です。最近カンフーパンダという中国文化をモチーフにした映画を見ました。

カンフーパンダの舞台は古代中国です。動物達が住む平和の谷が悪のカンフー使いタイ・ランに狙われてしまいます。ひょんなことからカンフーの伝説の戦士に選ばれた主人公のジャイアントパンダのポーは仲間達と共にタイ・ランに立ち向かいます。

この映画について中国人の友人と話していたら、カンフーパンダは、中国哲学の影響を多く受けていると教えてくれました。

古代中国の哲学では、陰と陽の概念が非常に重要で、地球上の自然界に存在するものは陰と陽に分けられると考えられています。
この概念は、私たちの周りでも見られます。例えば、女性と男性、無秩序と秩序、冬と夏などです。このような二つの相反する存在はお互いを必要とし、片方だけでは成り立ちません。お互いに変化しながら、うまくバランスをとって存在しているのです。

それを図に表現したものは『太極図』と呼ばれています。

 

例えば、カンフーパンダの映画の中でも、自分たちの村を守ろうとする主人公のパンダポーや仲間たちは村の秩序を象徴し、村の秩序を乱そうとする悪のカンフー使いタイ・ランは無秩序を象徴していると言えるのでないでしょうか。

 

今回お話ししたカンフーパンダを含め中国哲学の考え方は日本を含めた他国の文化や、アニメにも大きな影響を与えているそうなので、探してみると面白いと思います。

カンフーパンダについてのリンクです。
https://movies.yahoo.co.jp/movie/329522/

どの年代の方にも楽しんでもらえると思うのでぜひ一度映画を見てみてください:)

参考文献
Feuchtwang, Stephan (2016). Religions in the Modern World: Traditions and Transformations. New York: Routledge. p. 150. ISBN 978-0-415-85881-6.
Feuchtwang, Sephan. “Chinese Religions.” Religions in the Modern World: Traditions and Transformations, Third ed., Routledge, 2016, pp. 150-151.

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