文化交流委員会では、3月11日(土)午前9時から足立区千住の東京都足立市場に会員を含め20名が参加して見学会を実施した。この市場は、都内で唯一の水産物専門の中央卸売市場で、発祥は安土桃山時代頃から、川魚・青物・米穀を中心に始まったとされ、江戸時代には、神田・駒込と並ぶ江戸三大青物市場の一つとして幕府の御用達となった所。
足立市場はコロナ禍で一般開放を中止していたが、この日3年振りに一般開放を行い、早朝から多くの来場者で賑わった。
取り扱っている水産物は、マグロ類が約8%、鮮魚が約30%、残りの62%は冷凍品や塩干加工品など。小さい単位での卸売りを行う店も多数あり、買出人が購入しやすい市場となっている。
一行は2-3人に分かれ、大きなマグロの解体や威勢のいい掛け声の中、新鮮な魚介類、珍しい魚に出会ったり初めての市場見学と買い物を楽しんだ。なお当日は3.11東日本大震災12年目にあたり、被災3県のPRコーナーも出来ていた。
見学後は、場内の食堂で各々海鮮で遅い朝食を摂り懇親を深めた。
見学終了後、有志で市場近くにある石洞美術館で景徳鎮で焼かれた古染付の焼物を鑑賞した。
(文化交流委員会・斎藤 記)