2025年5月25日文京区の文京シビックセンターにて、2025年の青年訪中団帰国報告会を実施しました。
各グループごとに
- 参加前・後の中国に対する印象の変化、印象に残ったこと
- 訪中期間中に団の一員として取り組んだこと、もっとできたらよかったこと
- 今後、日中友好協会や学生生活、キャリアにどのように活かせそうか/活かしていきたいか
について話をして、その後発表いただきました。
参加前・後の中国に対する印象の変化、印象に残ったこと
- 訪中前は「監視社会」「マナーが悪い」「閉鎖的で情報が流れにくい」といったネガティブな印象を持っていた学生が多かった。
- 実際に訪問してみると、治安の良さ、人々の温かさ、都市の開放性を感じ、イメージが大きく変わった。夜道でも一人で歩ける安心感や、買い物の場面での親切な対応が印象的だった。
- 高層ビルが立ち並ぶ都市景観と、故宮博物館や農村などの伝統的な中国文化が共存している点に驚きと感動があった。
- 中国の若者の趣味嗜好や学生生活は日本の若者と近く、親近感を覚えたという声が多く聞かれた。
- 技術発展(自動運転、キャッシュレス、AI活用など)や多国籍な人々の存在から、思っていた以上に開放的で先進的な社会であると再認識した。
- 各施設で歴史や背景が丁寧に紹介されており、文化的発信の豊かさにも感銘を受けた。
訪中期間中に団の一員として取り組んだこと、もっとできたらよかったこと
- 各自が担当した役割(SNS係、保健係、パフォーマンス係など)に応じて活動したが、出番が少なかった・人手が足りなかったなどの反省点もあった。
- SNS係では、もっと交流の様子を写真や動画で記録できればよかったという意見が出た。
- 事前準備や研修について、もう1日時間があればより充実した活動ができたとの声があった。特に言語面や地域差、文化の予備知識が不足していたと感じた学生が多かった。
- 団全体としては、大きな体調不良者も出ず、無事にプログラムを完遂できた点は成果とされた。
- 学生との交流の時間が限られていたため、もっと会話を深めたかった、という声が多数あった。
- 決済アプリの使い分けや中国語の基礎会話など、より実践的な準備ができていればと感じた。
今後、日中友好協会や学生生活、キャリアにどのように活かせそうか/活かしていきたいか
- 中国語をもっと勉強したい、留学や就職に活かしたいという意欲が高まった学生が多い。訪問をきっかけに、中国をキャリアの選択肢として意識するようになった人もいた。
- 「中国」という国単位ではなく「一人ひとり」を見ていく視点が、今後の国際理解において大切だと実感した。
- 自分の周囲にいる中国出身の人と積極的に交流したいという動きがあり、学内のサークル活動などを通じた発信も検討されている。
- 日中友好協会の活動を「怪しいもの」と思われないよう、信頼性を高め、同世代の学生にも興味を持ってもらえるような切り口(例:中国メイク、ゲーム産業など)で広げていくべきという意見があった。
- 今回の経験を語り伝えることで、他の学生や周囲の人々に中国への理解や関心を広げていきたいという想いが共有されている。
- 中国に限らず、海外全体への関心が高まり、アメリカ・ヨーロッパだけでなくアジアを含めた視野で進路やキャリアを考えるきっかけになった。
最後に、サプライズで参加団員のみなさまから、随行メンバーに対して、花束も贈呈いただきました。
これからも日中間の交流に継続して関わっていけると良いですね。