第26回東京都日中友好囲碁大会 報告

第26回東京都日中友好囲碁大会が2025年9月27日(土)日本棋院にて盛大に開催された。本大会は、中国大使館の全面的なご支援ご協力のもと、毎年行われている。会場は日本棋院1Fホールで行われ、東京近郊に在住する日中の囲碁愛好家48名が参加し、3回戦の対抗戦形式で熱戦が繰り広げられた。

第一部(司会:中野修都日中顧問)では、主催者を代表して東京都日中友好協会齋藤成常務副会長が「囲碁を通じて友情を深め、今日一日を存分に楽しんでほしい」と挨拶があった。続いて、大会審判長の翁子瑜六段(中国囲碁協会)、李青海七段(同)が紹介された。

その後、明立周二大会実行委員長の大会ルール説明後、翁子瑜大会審判長の対局開始宣言とともに緊張感の中、石音が響き、対抗戦が始まった。

今年の対局は、まさに一進一退の接戦となった。第1回戦:日本チームが13勝8敗で先勝する。第2回戦:中国チームが11勝10敗で取り返し、1勝1敗のタイとなる。第3回戦:再び11勝10敗で中国チームが制したものの、トータル成績は日本チーム33勝30敗となり、中国チームの追撃を日本チームが振り切り辛勝し、日本チームが見事優勝を果たした。会場は大きな拍手と歓声に包まれ、参加者同士の健闘を称え合う姿が随所に見られた。

第二部では、主賓挨拶として中国大使館康暁雷参事官が「囲碁を通じた民間交流をさらに深めたい」と挨拶された。

そして、今年も設けられた「最優秀好局賞」は、宋恩銘四段と矢部智大四段の熱戦が選ばれ、宋恩銘四段が受賞した。李青海七段による大盤解説は観客の注目を集め、大きな拍手を浴びた。

次に、成績発表の後、日本チーム主将齋藤紀明八段に康暁雷参事官より中国大使館杯が授与され、全勝者には記念品が贈られた。最後に、東京都日中友好協会中野修顧問より「来年もまたここで再会しましょう」と閉会の辞を述べ、大会は和やかに幕を閉じた。(大会実行委員長 明立周二)


 

最新情報はこちらから
>認定NPO法人東京都日本中国友好協会

認定NPO法人東京都日本中国友好協会

〒113-0033 東京都文京区本郷3-4-5 ハイムお茶の水702号
TEL:03-3295-8241 FAX:03-3295-8255