市民交流訪中団 報告

11月市民交流訪中団 高齢者福祉問題テーマに

東京都日中友好協会は、11月1日から北京市人民対外友好協会の招請を受け市民訪中団(団長:斎藤成常務副会長)を派遣した。訪中団は市内ホテルで2026 年度友好交流活動に関する覚書を北京市対友協副会長焦彧童氏との間で交わした。

覚書は、
①二国間・多国間交流プロジェクトの実施
②経済交流として、中小企業経営者との交流、北京中日イノベーション協力区を基盤とした企業・若手人材との協力
③両都市の友好区市間の各分野での新たな交流等の内容で締結した。

今次一行は、介護施設の経営者、福祉関係者、大学教授、看護師、元地方公務員という福祉・介護のエキスパートから構成されており、現状に即した具体的な意見交流がなされた。2日目からの旅程は、中日イノベーションセンター訪問、AIとIOTを活用したリハビリ機器と見守りシステムの会社、中規模と最先端の大規模高齢者施設等の見学が組まれ、高齢者福祉に関わる研究者、専門機関のトップら関係者と両国の現状と抱える課題を共有しあう懇談、座談を2ケ所で行った。

とりわけ高齢者サービス・ 介護分野における実務協力の強化、シルバー経済の育成について深く意見交換を行うとともに、日本と違いとして、高齢者人口が10倍の規模であり、今後数年で高齢者率が高まること。現在は高齢者の90%が家庭内での生活・介護、施設利用は10%という現実があるが、介護関係人材の不足と養成の困難さが際立っていること。そして法整備はもとより高齢者医療・介護・福祉のインフラ整備が急務であるという共通認識で一致した。日中の制度の違いを理解しつつ、諸課題について、日本の経験を役立てるケースがあることを認識しあった訪問であった。

なお、訪問団についての報道が期間中に、人民日報、北京日報、人民網、百度の各々からネット配信がされた。
以下URL 参照

北京市人民対外友好協会の記事

https://mp.weixin.qq.com/s/6r3EZfee96UUqWhHo8Q3CQ

日中イノベーションモデル区の記事
https://mp.weixin.qq.com/s/BIvyba9zxadEBbWc6bFJ6A

人民中国の記事
https://mp.weixin.qq.com/s/LiyrPkF0Nn2JYxjALl6ZDQ

北京日報の記事
https://xinwen.bjd.com.cn/content/s690854c4e4b02424b0c2728e.html

百度の記事
https://mbd.baidu.com/ug_share/mbox/4a83aa9e65/share?product=smartapp&tk=b27af071639a876dd7a04b565bdda28f&share_url=https%3A%2F%2Flwpkpi.smartapps.cn%2Fpages%2Farticle%2Farticle%3F_swebfr%3D1%26docid%3Dinfwcefr2556948%26_swebFromHost%3Dbaiduboxapp&domain=mbd.baidu.com

最新情報はこちらから
>認定NPO法人東京都日本中国友好協会

認定NPO法人東京都日本中国友好協会

〒113-0033 東京都文京区本郷3-4-5 ハイムお茶の水702号
TEL:03-3295-8241 FAX:03-3295-8255