中国の学食 <ミニコラム 中国の今 Vol.5>
大学の学食は日本も中国も同様安いです。そして、量が多い。中国の大学生は基本的に大学内の寮生活なので、
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中国の大学生は寮生活が命!? 【ミニコラム 中国の今 Vol.1】 | 認定NPO法人 東京都日本中国友好協会|日中友好協会
学食を利用する学生は多いです。ただ、4年間ずっと学食だと飽きてしまうというのもさすがにあるようで、近所のレストランは基本的に持ち帰りや宅配をやっているので、それを利用する学生も少なくありません。中国も日本と同様のセルフ方式なのですが、日本と違うなと思ったところがいくつかあるので、それをお知らせします。
1 支払は電子マネー
私のいた中国政法大学では現金の支払いができませんでした。学生証が電子マネーの代わりとなって、それで支払いをしていました。外部の人は利用ができないのは日本と違うようです。
2 お盆がない
日本ではお盆の上に食器を置いてというのが基本だと思いますが、中国ではお盆はありません。そのため、お皿を二つ三つ抱えて移動することになります。そして、これは中国の食習慣の一つだと思いますが、テーブルの上に骨などを置いてそのまま立ち去ります。テーブルをきれいにしてくれる職員の人が常にいて、少しするとそこはきれいになっているという仕組みです。(ちなみに写真の左上の野菜はほかの人が置いていったものです。)
3 持ち帰りが可能
食べ物をビニール袋に入れてくれて、持ち帰りが可能です。ビニール袋にそのまま食べ物を入れることに抵抗はあまりないようで、汁物もビニールに入れて持ち帰っています。食堂は暖房があまり効いておらず、みんな上着を着たまま食べるような感じなので、部屋の中でゆっくり食べたい人は持ち帰りにするようです。
4 広告
テーブルに広告が貼られています。稼げるところでは稼いでおこうという考えなのだと思いますが、食事をするテーブルには学生向けの留学予備校や携帯電話の広告が貼ってあります。
【伊藤洋平 北京 2012年9月~2013年7月】