11/14 中国大使館杯 第18回東京都日中友好囲碁交流大会を開催

 第18回東京都日中友好囲碁交流大会は2015年11月14日(土)昨年に引き続き日本棋院1Fホールで開催された。昨年の大会より中国大使館のご協力を得て中国大使館杯を設け、今大会も引き続き開催する運びとなった。

 参加者は、東京近郊に在住する日中の愛棋家55名(日本側30名、中国側25名)、広東省汕頭市囲碁訪日団5名(対局者3名)による3回戦の対抗戦で行われた。

 第一部、(司会:中野常務副会長))主催者側を代表して明立周二囲碁大会実行委員長は「囲碁を通じて友好交流を深め楽しい一日を過ごして欲しい」と挨拶した。通訳は李青海氏(中国囲碁協会棋士七段)が行った。来賓紹介に移り、中国大使館の王磊書記官、広東省囲碁訪中団の刘鏞生六段・周龍四段・王連仲四段の3名が紹介された。

 その後、翁子瑜審判長(中国囲碁協会棋士六段)の対局開始の発声とともに、対局は和やかに始まった。昨年は、接戦の末日本側が微差で勝利し、初の中国大使館杯が授与され、今年の結果がどうなるか双方にとって関心のひとつになっていた。負けられない中国チームに対し、大使館杯の連覇を目指す日本チームといった状況で交流第一といった中にあっても真剣勝負が繰り広げられた。このような中、どの対局も内容の濃いすばらしいゲームが多く、きわどい接戦が繰り広げられた。展開は、中国側が1回戦を18勝10敗で制し、続く2回戦も19勝9敗と優位に戦いを進めほぼ優勝を手中にし、最後の3回戦では、中国側22勝6敗となり中国チーム(59勝25敗)の圧勝での優勝となった。中国チームは、2年目して初の中国大使館杯を手にした。

 会場内では、あちこちで互いの健闘を称え合う姿が見られ、選手同士の交流が深まった。大会を通し、日中両選手同士のすばらしいマナーにより気持ちのよい対局が行われた。

 第二部、懇親会は対局者、訪日団の友人、スタッフなど多数参加した。主催者側を代表して須藤誠理事長が「囲碁を通じた民間交流によって両国の友好を深めよう。」と挨拶した。

 乾杯は、呉清源九段とともに昭和の囲碁界を支えた木谷實九段のご子息である木谷正道氏が行い、にぎやかな懇親会が始まった。

 その後、明立実行委員長より成績発表が行われ、59対25の大差により中国側の勝利が伝えられ、中国大使館王磊書記官より中国チーム劉順宇主将に大使館杯が授与された。引き続き中国側11名、日本側1名の全勝者に対し、須藤誠理事長から賞品が渡された。

 日中の選手が互いに健闘を称え、酒を酌み交わす懇親会は、最後までにぎやかであった。

 

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