民間交流を積極的に進める4団体(工学院大学 孔子学院、
東京都日中友好協会、日中未来の会、人民中国雑誌社)
によるシンポジウムには多くの会員や一般の方が参加した。
各パネリスト等の発表による「日中交流に向けた取り組み」や
現状等について細かく報告・発表され、会場も一段と盛り上がった。
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民間交流を積極的に進めるために、工学院大学孔子学院、東京都日中友好協会等が主催したシンポジウムが12月10日、工学院大学にて開催された。日中の更なる交流を願う多くの方々で会場も埋め尽くされた。主催者を代表して孔子学院の西園寺学院長の挨拶、そして愛知大学の李春利教授による基調講演でスタートした今回のシンポジウムに,各参加者も今後の日中関係の推移や現状を取り巻く多くの課題・問題点等に関し、熱心にメモを取りながら聞き入っていた。
今回の4名のパネリスト(石井明・東京大学名誉教授、森保裕・共同通信社論説副委員長、康上賢淑・鹿児島国際大学教授及び愛知大学の李教授)から発表のあった「日中民間交流」の現状と実体や、今後ますます混迷の度合いが深まりそうな日中韓関係、更には米国事情にも詳しい石井教授や森論説副委員長による日米中がもたらすアジア情勢や、今なお懸案となっている東シナ海・南シナ海の問題や歴史認識等などに関する発表と指摘は大変興味深いものであった。また、最近の日中相互の「親近感に関するアンケート調査」が示唆する現状とその背景等についても後半の質問コーナーでも多く取り上げられた。
日中の未来と今後の動向等について、休憩をはさんだその後1時間半に及ぶ質疑応答の時間では多くの参加者の関心事項であった。来年、日中正常化45周年を迎える日中関係ではあるが、日中関係の友好を永遠に、そして永久に保とうとする各参加者の思いと、民間交流の促進に向けた熱意は、今回のシンポジウム会場全体にも広く満ち渡った意義ある催しであった。(東京都日中友好協会:広報・秋澤)
(Photo:当日の会場内 風景・様子)
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