大家好!広報SHIMADAです。今回は私が好きな「中国茶」の魅力についてご紹介したいと思います!!
寒い冬にほっと一息、飲みたくなるお茶。そんな中でも中国茶は種類がたくさんあって、とっても奥が深いのが魅力です。私自身まだまだ知らないことが多い中国茶の世界を、今日はみなさんと一緒に探っていきたいと思います(^^)♪
↑友人のお茶屋さんにて、お茶をいれてもらった時の様子。
中国茶の種類・飲み方
お茶の種類はなんと数万種類もくだらないそうですが、製造方法と性質によって、大きく6つのグループ(6大分類)に分けることができます。一つ一つのグループのお茶の特徴を見ていきましょう。
緑茶・Lǜchá
生産量が最も多く、銘柄も非常にたくさんある中国の緑茶。茶葉のカテキンを熱処理によって酸化発酵させない不発酵茶です。70~80℃程度のお湯で、直接茶葉をコップやお蓋碗に入れて、そのまま飲むのがポピュラー。
代表的な銘柄としては、杭州市の特産である「龍井・lóngjĭng」や、中国十大銘茶の一つで江蘇省の太湖の島洞庭山で採れる「碧螺春・bìluóchūn」などがあります。私は龍井がお気に入りなので、お茶屋さんで必ず見てしまいます。
さて、「日本の緑茶と何が違うの?」と疑問に思う方もいらっしゃいますよね。基本的な製造工程は同じで、最初の加熱(殺青)の行程に違いがあるそうです。緑茶の大多数が「蒸す」ことで加熱するのに対し、中国の緑茶のほとんどは「釜で炒る」ことによって加熱します。これが色や味、香りの違いに大きく影響するのです。中国の緑茶は、日本の緑茶よりは色が薄く、渋みが少ないので、さっぱりとした味わいが特徴です。
↑我が家の「西湖龍井」。茶葉はこんな感じになっています
白茶・Báichá
白茶は白いうぶ毛をもつ低発酵度のお茶。新芽ばかりを摘んで作られるので、生産量が少なく、貴重なお茶です。福建省の北部一帯がメインの産地となっています。
ガラスのコップに直接茶葉を入れて、浮き沈みする茶葉を見ながら飲むのが楽しみの一つ。やさしい口当たりで、さっぱりとした味わいが特徴です。中国のお茶屋さんでは、健康や美容にも良いよと言われたことがあります。「白毫銀針・báiháoyínzhēn」、「白牡丹・báimǔdān」などが代表的な銘柄です。
↑上海のお茶屋さんで飲んだ白茶。
黄茶・Huángchá
日本ではあまり知られていない弱後発酵のお茶。湖南省の洞庭湖にある君山島で採れる「君山銀針・jūnshān yínzhēn」が有名。菌による後発酵なので独特の風味と香りを持つそうです。私はまだ味わったことがないので、今度見つけたら飲んでみたいお茶です。
青茶・Qīngchá
日本でも有名な「ウーロン茶」を代表格とする、半発酵茶(不完全発酵茶)。
種類が多く、生産地や生産工程によって、その味もさまざまです。主要な生産地は、福建省北部の武夷山(武夷岩茶)、福建省南部の安溪(鉄観音、黄金桂など)、広東省北部(鳳凰単叢、嶺頭単叢など)、台湾の(凍頂烏龍茶、阿里山高山茶、東方美人など)。
日本人の好みに合う味が多く、さっぱりとしていた甘味のある味わいが特徴です。香りも高いのでリラックスできるので、私が常用しているお茶の一つ。特に「鉄観音」と「武夷岩茶」がお気に入りです!
黒茶・Hēichá
血圧を下げ脂肪を分解する働きがあるといわれる「プーアル茶」が代表銘柄の黒茶。ワインのように年代を経たものの方が価値があります。その名前の通り、茶葉自体の見た目もお茶の色も黒っぽいです。
味は濃いめですが、香りが高く飲みやすい黒茶。他のお茶に比べてカフェインが少ないので、私は黒糖を入れて夕方や夜に飲んでいます♪また、煮だして飲むと、さらに効果があるそうなので、茶壶(急須)ではなくて煮出して飲むのがオススメです!!健康維持のためにも、飲みたいお茶ですね。
↑我が家の「黒茶」。黒茶の茶葉とお茶は黒っぽい色をしています。
紅茶・Hóngchá
酸化酵素の働きを十分にした全発酵のお茶で、世界中で愛飲されています。代表的な「祁門紅茶(キーマン紅茶)」は、香り高く独特の味わいのする、世界3大紅茶の一つです。
私たちにも身近な紅茶。茶壶で飲む紅茶もまた格別ですよ。
中国茶の茶器について
中国茶をいれる茶器についてご存じでしょうか?私は自宅に茶器があるのですが、一つ一つの役割などについて知らなかったので、今回調べてみました。
主な中国茶器をご紹介
まずは、蓋が付いたお茶椀「蓋椀(盖碗・gàiwǎn)」です。この蓋椀に、茶葉とお湯さえあれば、中国茶を楽しむことができるので一つは持っておきたい茶器。柄や色など、いろいろな種類があります。
また、お茶を飲むための小さな器「茶杯(chábēi)」もあると良いと思います。こちらもたくさん種類があるので迷ってしまいますが、自分の好きな蓋椀や茶杯を探すのも楽しいですよ!!
次は、急須の「茶壺(茶壶・cháhú)」。日本の急須と同じように、こちらも様々な種類があります。お茶の種類や蓋椀・茶杯に合わせて選ぶのもよさそうですね。私は普段は日本の急須を使っています。
↑福建省南平市建阳区特産の有名な茶碗「建盞(けんさん)」。このように茶碗にも地域によってさまざまな種類があり奥が深いです。
おススメの中国茶カフェ・専門店
ここからは、私がおススメする中国茶カフェ・専門店を一挙ご紹介します!!近くまで行かれた時には、ぜひ立ち寄ってみてください。また、ほかにも美味しいお茶屋さんがあれば教えてくださいね♪
悟空茶荘(ごくうちゃそう)
https://www.goku-teahouse.com/
中華街に行ったらぜひ訪れてほしいお茶屋さん♪1階には様々な種類の茶葉やかわいらしい茶器が所狭しと置いてあります。そして、2階ではゆっくり中国茶とスイーツを楽しむことができます!メインストリート近くにあるので行きやすいお茶屋さんです。
甘露(かんろ)
https://www.kanro.tokyo/
西早稲田にある中国茶と薬膳スイーツのカフェ。お茶のほかに、軽食やスイーツも絶品☆彡
かわいい焼き菓子のオンライン販売もしている、筆者お気に入りのカフェです♪
岩茶房(がんちゃぼう)
https://gancha-bou.co.jp/
中目黒にある「岩茶」メインとしたカフェ。閑静な住宅街にあり、ゆっくりとお茶を楽しむことができそうです。筆者はまだ訪れたことがないのですが、行ってみたいお茶屋さんの一つです!
鼎雲茶倉(ていうんちゃらく)
http://www.dingyuntea.com/Japanese/store.html#q1
こちらも中華街の中にあるお茶屋さん。お店のスタッフは台湾系の方が多く、奶茶と台湾スイーツがメインになっています。お店自体は小さいのですが、お茶も購入できてゆっくりできる、中華街では穴場のお店です!!
このほかにも多くの中国茶カフェがあります!
近くで見かけたときには、ぜひ立ち寄ってみてくださいね(^^)
<参考>
https://www.zojirushi.co.jp/usual/beans/0103.html
https://www.tenren.co.jp/tea/group.php
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E8%8C%B6
https://macaro-ni.jp/53587