【青年委員会BLOG】No.36 次世代バーチャルシンガー?〜洛天依の世界〜

皆さんこんにちは!青年委員会のYです。今日は中国版初音ミクともいわれる「洛天依」について、ご紹介したいと思います。

まず前提として初音ミクをご存知でしょうか。2007年に日本で生まれたDTM用のボーカル音源をもつソフトウェア兼キャラクターのことです。このソフトを使うことで、生の人間を使わなくても、自分1人で歌声を創り出せることもあり、広く作曲者の間に浸透し、現在のJ-POP界の有名アーティスト(米津玄師、YOASOBI、ヨルシカなど)にも大きく影響を与えました。

158cmで42kgはエグイ

しかし実は中国にも同じようなバーチャルシンガーが存在しています。それが上海禾念信息科技有限公司から発売された洛天依(ルォ・テンイ)です!誕生して9年になる洛天依は、これまでに発表したオリジナル曲が1万曲以上、その再生回数はビリビリ動画で1000万回以上を記録しました。さらに今や活動範囲を中国の芸能界にも広げており、ケンタッキー・フライド・チキンをはじめ、ネスレ、P&G、ミリンダ、ピザハットなどのCMキャラクターを務めたほか、江蘇テレビカウンドダウンTV、経典咏流伝、天天向上などの中国の各種テレビ番組に出演するなど、中国内での経済的価値も抜群です。

そしてライブでも、北京オリンピック会場となった鳥の巣スタジアムで5万人を動員したり、チケットが59秒で完売したりするなど数々の伝説を作り上げる中、2019年には、中国国内最大のアニソンフェス「BILIBILI MACRO LINK(BML)」において、初音ミクと洛天依の共演も実現しました。ちなみにバーチャルシンガーのため、一見ライブ開催が難しいように感じますが、むしろホログラム投影やAR(拡張現実技術)、RTM(リアルタイムモーションキャプチャー)など中国の得意とする電子分野を活かすことで、他国では真似できないレベルのクオリティのステージを可能にしています。

ライブの一例(画像とリンク先のライブは異なります)

BILIBILI线下全息演唱会2019:官方回播 上半场_综艺_bilibili_哔哩哔哩

しかし何故洛天依がここまで世界中に受け入れられたのでしょう。実は初音ミクも使用しているヤマハのVOCALOID技術を活かしたキャラクターは、世界中の様々な国々でローカライズされています。しかし、ここまで商業化に成功したものは、洛天依を除いて他にありません。ここは筆者の予想ですが、ビリビリ動画というサブカルチャー好きが集うプラットフォームがあったことが要因として大きいでしょう。

そして今、洛天依は日本語対応バージョンを売り出し、日本市場に乗り込もうとしています。その最初のデビュー曲は、日本の初音ミクの有名クリエイターじんが作成したT.A.O.です。生命の繋がりを感じるPVも相まって、深い作品になっています。今後も洛天依のこうした活躍が、日中友好の懸け橋になることを願ってやみません。

洛天依(Luo Tianyi)/ T.A.O. -music video- – YouTube

 

おわり

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