且つての静かな農村・田園地帯が 突然~北京新都心へ
通 州 区~新庁舎等巨大な建物で周辺が激変!
今回、その北京市の新都心・庁舎のある通州区を舞台に、通州区・清華大学等幹部関係者が次のとおり、
オンラインにて交流会を開催しました。
■開催日 2022年3月30日(水)15:00(日本時間)~開催
①出席者
日本側(東京都日中経済ビジネスクラブ)14名
通州区・清華大学側 関係部署 幹部 14名 合計28名参加
(今回、双方10余名の参加者限定となっているためZoom視聴は事前締切済)
②主な政策そしてテーマ等
・通州区での今後の計画全般について
1北京自由貿易地域政策
2サービス産業会議:デモンストレーションゾーンのポリシー報告
3サービスセンター業界指令ポリシー
4中関村産業支援政策
2 張家湾街の計画(建築、工業設計、衣料服飾等と街全体の科学技術等
3 文化・旅游区域前半
③会議 形態 3月30日(水)15時(日本時間)
双方とも Online/Zoomにより参加
観光、レジャー面でも 大変身か! Universal Studio Beijingもオープンしました!
北京市 「通州区」とは ~新副都心、運河の街
(Image)
今回の新副都心「通称区」への移転の背景としては、
北京市が抱えていた大きな当時の大きな課題があった・・・・
1 北京市内の交通渋滞
2 市内の大気汚染
3 そして溢れる人の数・・
それらの、現状の北京市政府が抱える 大きすぎる課題を一挙に解消
するために、 総額、日本円で 4兆5千億円
(当時の北京市予算の50%)という
巨大な予算を投資し、通州区への移転を決定されました。
現状の通州区概況(面積、人口、位置等)
河北省三河市、大厂回族自治县、香河县相连,南和天津市武清区、河北省廊坊市
*区域面積: 906平方公里~広大な地区に出現の副都心!
*常住人口109万人。建設時 2016年全区常住人口142.8万人。
(2015当時の報道)
*「中国・北京市 4兆5千億円投資で 新副区都心「通州区」
副都心 決定」2015年7月11日,中共北京市委十一届七次全会审议通过了
《京津冀协同发展规划纲要》,通州正式成为北京市行政副中心。
且つての故宮付近の市役所のある地区から一挙に20倍以上
の広さの 通州区へ移転!
行政区 |
面积 | 邮政编码 | 政府驻地 |
东城区 | 42平方千米 | 100010 | 景山街道 |
西城区 | 51平方千米 | 100032 | 金融街街道 |
朝阳区 | 471平方千米 | 100020 | 朝外街道 |
胜利街道 | |||
通州区 | 906平方千米 | 101100 | 北苑街道 |
この通州区へは近くの北京第二外国語大学の南門近くのバス停から
路線バスが通州区の繁華街迄 定期的に、便利すぎるほど
本数もあったことから 一時は毎週のように赴きました。
初めての訪問が2010年 2月の頃であった。
目についたのは広い道路、バス路線、そして市民の憩いの場や
ショッピングセンターもあり、勿論、今現在も多くの人々で連日
賑わっています。
■地下鉄であれば 6号線の終点方面へ、市内より約40分程である。
更にバスを幾度となく乗り換えて 大運河方面や、豊かな農村・田園
地帯へと何度も足を運びました。
当時としては見るモノ、聴くものがすべて珍しく感じたものです。
何よりも、農村地帯で民家の家を訪ねて、インタビューをした時の
農家のご夫婦の印象は私達日本から訪問した一個人を温かく迎い
いれたことを覚えている。
そんな農家一帯が、開発も進んだ2019年に再度尋ねた時には・・・
唖然としました。! この一帯が、今回の新副都心の開発により
あたり一面、全くの更地になっておりとにかく広大すぎる土地に
緑色のビニールシートがかぶせられていた。
そして、近くには新都心となる巨大な庁舎が何棟も出来上がって
いました。なんとも言えない、開発と民家の立ち退き、更に環境の
激変というものに中国内での複雑な姿に深く深呼吸!