【北区日中】中国教育視察団を受け入れました

 北区日中では都日中からの依頼を受け、中国教育視察訪日団(小中学校教師他34名)の北区立王子小学校訪問を受け入れました。王子小は来年創立150周年を迎え、北京第一実験小とは1985年から姉妹校となっています。10月2日午前、大型バスで到着した一行は先ずホールに案内され、原田英孝校長から歓迎の挨拶を受けた後、楊東平団長(北京21世紀教育研究院名誉理事長)、李鎮西副団長(成都市教育科学発展研究院主任)から受け入れ御礼の挨拶と訪日団の紹介がありました。

 その後の学校施設案内では休み時間に校庭で元気に遊ぶ児童達に挨拶されると、その内の一人が中国人児童と分かり、団員の教師はビックリ。王子小では約800人の児童の内、中国人児童が約50人在籍していると説明すると、またまた驚いた様子でした。

 校舎内ではインフルエンザの感染が増加していることもあり、団員はマスク着用、なるべく児童とは密な接触をしないよう注意を払いました。また同じ敷地内の王子桜中学校も副校長が中学校側の施設案内をして下さり、団員は教室や壁に掲示されている時間割や部活動の予定表などをスマホで興味深く撮影していました。

 ホールに戻ってからは、質疑応答の時間が足りないほどでしたが、原田校長から質問を纏めてメールでお送り頂ければ、回答しますとのことになり、団員の先生方も王子小の対応に感激の様子でした。

 また、団員全員に日本手ぬぐいと浮世絵の扇子セットが記念品として贈られ、視察団からは王子小に唐三彩が贈られました。

 帰り際の集合写真の後、北区日中事務局より正門横の皇太子殿下ご夫妻行啓記念碑(創立100周年記念)と孔子の故郷曲阜から実生で贈られ大きく成長した櫂の木の説明を受け、王子小の歴史と中国との関わりの深さに大きな感銘を受けていました。日中関係が不安定な時期に訪日された中国視察団の教師の皆さんが自分の目で確かめた日本と日本人を帰国後に同僚や教え子の生徒さん達に伝えて頂くことが、日中関係改善の一助になることを祈念しています。

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