東京都日中友好協会女性部会は、2015年1月31日恒例の「日中女性新春の集い」を、新橋の新橋亭で開催した。前日は東京は雪の舞う一日であったが、当日は冬の澄んだ青空が広がる好天に恵まれ、参加者55人という盛会であった。
忙しい日程の中、今年も中国大使館から参事官の汪婉大使夫人、孟素萍 一等書記官の参加も頂いた。中国語スピ-チコンテスト全国大会の審査委員をされた続三義教授も参加された。
汪婉夫人が、挨拶をされ「2012年からこの会に出席しているが、困難な時ほどこの様な民間交流の果たす役割は大変大きいと感じている。昨年、全国女性委員会30周年記念の会に出席したが、国交正常化前から多くの先輩の方々が頑張って来られた御蔭で今日がある。
昨秋、大使館で初めて開催した錦秋の集いについても、女性部会の方々にも助言を頂き都知事を始め、各区の区長、議長、議員の方々の参加を得て充実した会が出来た。これからも力を合わせて、両国の平和と友好に努めていきたい。」と熱意を込めて話された。
宇都宮徳一郎都日中会長の挨拶と乾杯に続き帰国者の方々の「故郷」などのコ-ラス、女子卓球の世界大会審判員の柴田恵子さんの平和を祈る唱など楽しい時間を過ごした。
さらに日本女子卓球の神様と尊敬されている松崎キミ子さんも初めて出席され、国交回復前の北京での世界大会の折、惜しくも準決勝で敗けた松崎さんに、周恩来首相から「あなたは一番、勝って驕らず、負けてもにこやか、挫けず、我が国のスポ-ツマンは学ばなければならない」との言葉を掛けられた貴重な経験を話された。参加者は充実した時間を楽しみ散会した。