2015年7月15日の講座は、「人生を豊かにする四字熟語」について、ジャーナリストの堀内正範氏の話だった。「四字熟語」は先人がなした故事を後人が人生の叡智として記憶し記録したものである。「一知半解」とは知ったかぶりに近いだろう。「青黄不接」とは青々として実にならない。実るのを待っていてつながらないということ。「一衣帯水」とは往来に支障とはならない一条の帯ほどの河水である。「乱点鴛鴦」鴛鴦(おしどり)は昼間番で生活するが、夜になると方々から集まってきて集団で夜を過ごし、そこで新しいパートナーを探す。朝になるとツガイとなるが、前日の番とは違い夜に探したパートナーと一日を過ごす。中国ではもっともオシドリは浮気な鳥であるという。日本と中国とで違う四字熟語の話などもあった。