【第5回】中国語で魯迅の孔乙己を読んでみる(オンライン中国語講座読解編)

跟我们一起读“孔乙己”吧!-第5回-

東京都日中友好協会中国語普及委員会です。第4回目のチャレンジはいかがでしたか?

なんで孔乙己という名前なのかわかりましたね。でも孔乙己はちょっと怪しげです。

文中にある「描红纸」というのは児童の習字手本として楷書体で赤色の字を印刷した紙のことだそうです。

第4回解答

では、最初に第4回目のピンイン、朗読と翻訳例です。

《拼音》

《翻訳》

彼が、人に対して話をするときは、いつも言うことすべて文語調のもったいぶった口調で、人には解るような解らないものだった。

彼の苗字は孔なので、人々は習字手本の上にある「上大人孔乙己」から、これも解るような解らない話で、彼のためにあだ名を選び、孔乙己と呼んだ。

孔乙己が店に来ると、すべての飲み手は彼を見てみな笑った。ある客が「孔乙己、お前、顔にまた新しい傷がふえたな!」と叫ぶと、彼は答えず、カウンターに向かって「酒を2合燗(つ)けておくれ、ういきょう豆も一皿もらおう。」いい、銅貨九枚を並べた。

客たちはまたわざと大声で「お前また人様の物を盗んだな!」といった。孔乙己は大きく目を見開いて「そちはどうしてこのように根も葉もないことで人が潔白であることを汚す…。」「なにが潔白だ?俺はおとといお前が何さんの家の書物を盗んで、吊り下げられ殴られるのをこの目で見たぞ。」

《発音》

読み手:陳麗麗(東京都日中友好協会青年委員会)

第5回課題

それでは、第4回目からの続きです。

皆さんへの課題は

  1. 原文にピンインを付けて音読する。
  2. 原文を翻訳してみる。

一週間後に、ピンインと翻訳例、その部分の朗読をアップしますので、ご自分の答えと比べてみてください。

さあチャレンジ5です。

孔乙己便涨红了脸,额上的青筋条条绽出,争辩道,“窃书不能算偷……窃书!……读书人的事,能算偷么?”接连便是难懂的话,什么“君子固穷”,什么“者乎”之类,引得众人都哄笑起来:店内外充满了快活的空气。

听人家背地里谈论,孔乙己原来也读过书,但终于没有进学,又不会营生;于是愈过愈穷,弄到将要讨饭了。

幸而写得一笔好字,便替人家钞钞书,换一碗饭吃。

 

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