【実施報告】東京・北京首都圏青年オンライン交流大会

コロナ禍の影響により、予定していた東京・北京への留学が中止となってしまった学生が多数いる中で、青年委員会では北京市人民対外友好協会と共同で「東京・北京首都圏青年オンライン交流大会」を企画。

8月22日の午後に交流イベントを開催いたしました。

１、実施目的

①COVID-19の影響により、東京・北京への留学が中止となってしまった大学生など、日中交流に関心のある青少年・社会人に、東京・北京という両国の首都を理解してもらうきっかけを提供すること

②学生が興味のあるテーマについて発表・議論することで、より学生目線に近い交流の場を作ること

2、実施概要

3、学生の発表内容詳細

第一部では、東京・北京側の大学生代表が、あらかじめ準備した発表用のスライドを使いながら、各都市の魅力やオリンピックの状況など最近のホットトピックについて紹介しました。

また、第二部では、座談会や日中韓の友好を表すイラストの披露、書道パフォーマンスといったコーナーが用意され、最後まで盛り上がりを見せました。

　東京の魅力紹介　

東京側の代表学生からは、東京の「食」や「カワイイ」（ポップカルチャー）、「レトロ」（銀座の喫茶店、お台場１丁目など）、東京の「キレイ」やこれからの「未来」（東京オリンピック、再開発など）について発表がありました。

　北京の魅力紹介　

北京側の学生からは、北京の「都市概要」（地理、歴史、文化など）、「観光地」（故宮、万里の長城など）や「グルメ」（北京ダック、ジャージャー麺、羊肉しゃぶしゃぶなど）、また2022年に開かれる「冬季オリンピック」（マスコットキャラクターの紹介など）の紹介が行われました。

リスナーからは北京の穴場スポットについて質問があり、「北京坊」という北京の穴場スポットが紹介されました。

　座談会　　

Zoomのブレイクアウトルーム機能を利用し、1グループ18人程度で2グループに分かれて座談会を開催しました。最後まで活発な意見交換が行われ、リスナーも各都市について多くの情報を得ることができる貴重な機会となりました。

　パフォーマンス披露　　

①日中韓の友好がテーマのイラスト披露

イベントの最後では、日中韓の友好をテーマにしたイラストが披露されました。イラストには、2020年東京オリンピック・2022年の北京の冬季オリンピックへの想いも表現されているそうです。

②書道パフォーマンス

日中両学生で書道のパフォーマンスも。東京側の学生からは、百人一首の散らし書き、和歌の詠み方の紹介が行われました。また、北京側の学生代表からは、コロナ禍で日本側から中国側に贈った支援物資に添えられ有名となった李白の漢詩「山川異域 風月同天」の書道作品が披露されました。

4、双方の代表からの挨拶

東京都日中友好協会の常務副会長である中野氏は、民間交流の重要性、このようなイベントによって学生の交流と相互理解が更に促進されることへの期待を述べました。

北京市人民対外友好協会の副会長である高氏も、日中友好交流の土台は民間にあると強調したうえで、東京都日中友好協会とも協力しながら、日中双方の青少年に対してより多くの交流・相互理解の機会を作っていきたいと述べました。

5、まとめ・今後の展望

本イベントでは、東京・北京へ留学を予定していた大学生や、日中交流に関心のある青少年・社会人をオンラインでつなぎ、互いの首都の魅力を紹介し合うことによって、相互理解をさらに促進することができました。また、学生が興味・関心のあるテーマを選んで意見交換を行ったことで、より学生目線に近い交流イベントになったことでしょう。

東京都日中友好協会青年委員会では、今後も今回のような学生・青少年を主体とした日中相互交流のイベントを企画して参ります。

最後に、本イベントにご協力いただきました北京市人民対外友好協会の皆様、本イベントに参加いただきました東京・北京両都市の大学生の皆様、観客として参加いただきましたリスナーの皆様に御礼申し上げます。

以上