こんにちは、都日中広報のまるこです。
今回は、僕が中国に住んでいた頃に仕事として関わっていた「上海モーターショー」に関してです。
上海モーターショー (上海国际汽车展览会、Auto China、SHANGHAI INTERNATIONAL AUTOMOTIVE EXHIBITION)は、中華人民共和国の北京で1990年から隔年開催された北京モーターショーから始まり、中国三大モーターショーのうちの1つです。
世界5大モーターショー (デトロイト、ジュネーブ、フランクフルト、パリ、上海or北京)としても有名な
大規模国家イベントです!
世界的に自動車の電動化が進む中、欧州諸国は2030年や2040年までの定量目標を設定し、グローバル大手の各メーカーも独自の目標値を打ち出しています。
自動車産業の変化の潮流を示す“CASE”4つの領域のうち、特に電動化に関しては2020年代を通じてさらに加速することが見込まれています。
2010年代、その牽引役となってきたのは間違いなく中国市場です。
大規模な補助金政策を取り、電池メーカーやEVメーカーの投資を奨励し、2020年にはコロナ禍にもかかわらずEV・PHVで年間136万台の市場規模にまで達した。中国にて大きなシェアを持つVWやGMの電動化シフトは、中国市場のこのような変化が背景にあったと考えられています。
そんな中、中国のモーターショーの、「インフィニティ」「ホンダ」「ルノー」のブースの
ステージ施工、音響、映像の設営や、テクニカルサポートに関わってきました。
機材の搬入と施工に14日間
リハーサル5日間
プレス発表2日間
一般公開10日間
撤去4日間
と1ヶ月でこのプロジェクトを完了させます。
企画制作は、イベントが始まる半年前から始まります。
一般公開されると、
まず驚かされるのは、カメラマンの数です!
主に美人コンパニオンを撮影にくるのが目的で
こういうカメラマンをカメラ小僧、通称「カメコ」といいます。
このカメコたちは、いいショットを撮るために
場所取りに必死です。
そしてカメコが撮った美人コンパニオンの写真がSNSやブログで広がり、
それがイベントのいい宣伝効果になっているそうですので、必要な存在なんですね。
東京モーターショーや世界のモーターショーと比べて、
中国モーターショーの特徴は「車を即売」しちゃってるとこです。
モーターショーは展示会で、目的はあくまでも「広報活動」なので、
欲しいって人がいた場合は、ディーラーを案内し会場の外で買ってもらうのが一般的ですが、
中国は違います。
その場で契約し、売っちゃいます。
展示ブーストディーラーがセットになってるみたいで、
僕はいつもバックヤード(ブースステージの裏)にいるのですが、
毎朝、「今日はXX台売るぞ!」みたいな感じで、販売目標を運営スタッフで共有しているようでした。
1台数千万するような高級車も、その場でバンバン売れるので、
そりゃ売るような〜って感じです。
以上、僕が経験した中国モーターショーのお仕事と裏事情でした!