9月23日(木)午後、西園寺一晃氏 汪婉氏 の二人の講演会と、日中議連幹事長である
近藤衆議院議員等3名の感想発表会が終了しました。
「秋の特別講演会」として急遽計画した講演会でしたが、今回、日中 ・国内外より500名
近い申込が予想されたこともあり、多くの視聴者に対応できるWeb-Seminar.であるウエビナ―に切り替えて実施しました。
今回、従来の申込方法から一変し、「Googleフォーム」により受付となりましたが、中国内からの申込・接続ができないこと等もありその対応にも追われました。
今回の「講演会企画」は次のとおりでした:
■講演会の概要
■日中民間交流対話講座 秋の特別講演会
~ グローバルな視点から日中の未来を考える
9月23日(木) 午後2時~5時(14:00~17:00)
■当日のスケジュール
1. 14:00~15:00
講師:西園寺一晃氏(東日本国際大学客員教授)
テーマ現在の国際情勢をどう見るか-米中関係下での日中関係
2. 15:00~16:00
講師:汪婉氏(北京大学国際戦略研究院理事・程永華前駐日 中国大使夫人)
テーマ:対立か協力か インド太平洋地域における日本の地政学 的・経済的選択
3. 16:00~16:40 質疑応答 他
■企画
経済文化交流部会: (一 社)神奈川県日本中国友好協会
経済ビジネス委員会: (認定NPO)東京都日本中国友好協会
後援:(公社)日本中国友好協会
日本華人教授会議
(NPO)大阪府日本中国友好協会
(NPO)愛知県日本中国友好協会
長野県日本中国友好協会
協力:日中未来の会、国際善隣協会、創価学会 など
定員:先着500名 Webinar
350名余が一同集結! Webinarウエビナ―で視聴!
経済文化交流部会・神奈川日中&経済iz委員会・都日 中共同企画
■海外でも大きく報じられる今回の講演会 CCTV系:CGTN( CGTN、簡体字中国語: 中国环球电视网英語频道)は中華人民共和国の国営テレビ局中国中央電視台の中国グローバルテレビジョンネットワーク(中国環球電視網)の英語による国際ニュース放送チャンネル
Zoomウェビナー形式で開催されたこの対話会は、
一般社団法人神奈川県日本中国友好協会の経済文化交流部会と、NPO法人東京都日本中国友好協会の経済ビジネス委員会が共同で主催し、 西園寺氏のほか、北京大学国際戦略研究院理事で程永華前駐日中国大使夫人の汪婉氏による特別講演も行われ、質疑応答、パネリストによるコメントなども合わせると約3時間にわたり行われました。
「中米間の調停役こそが日本の生き残る道」――西園寺氏:西園寺氏は講演で、「世界が新たな秩序の構築という大転換を迎える中、日本政府は外交安保と経済を切り分けて関係構築をしようとしている」と評し、「右手で中国をなぐり、左手で握手を求めている。このような不安定な両国関係は長続きしない」と憂慮を示しました。そのうえで、「日本は米中のはざまにある。米国とも中国とも良い関係を築くため、米中間に大きな矛盾が生じた際には、日本はあらゆる方法で両者の調停を行い、その緩和に努めるべきだ」と示し、それこそが日本の唯一の生き残る道だと指摘
「良き隣人となることが双方の最大の安心につながる」――汪氏:「対立か協力か インド太平洋地域における日本の地政学的・経済的選択」と題したもので、両国の一衣帯水の関係と現状について、日本国内で公開された資料を用いた説明が行われました。汪婉氏はそのうえで、「これまでの15年間で、中国経済の世界への貢献度は27%に達した。米国も日本も、中国との相互依存の重要性を正しく認識する必要がある」と指摘し、さらに、日本国内で台頭しつつある「経済安全保障」の動きに懸念を示し、「平和的な中日関係が崩壊すれば、日本経済も壊滅的な打撃を受ける」と警鐘を鳴らしました。結びには、「良き隣人として共に発展を目指すことが、双方にとって最も安心できることだ」と西園寺氏の発信に呼応しました。
■質疑応答
事前の申込書のなかでの講師への「質問」等、沢山戴きましたが時間の関係で 各々、お一人程度と なりました。
■各界からの 感想等の発表:(近藤衆院議員等3名)
■今回の企画にあたって:
「日中民間交流対話講座」は神奈川県日中友好協会経済文化交流部会がコロナ禍を背景に、それまで毎月オフラインで実施されてきた「日中経済文化講座」を土台に立ち上げたオンライン交流会です。第15回となった今回は、来年の国交正常化50周年を控えて、公益社団法人日中友好協会などの後援と協力を受けて東京都日中友好協会経済ビジネス委員会との共催によって実施され、「グローバルな視点から日中の未来を考える」をテーマに日中両国から講師を迎え、2本立ての「秋の特別講演会」として開催されました。参加は無料で、日本と中国からだけでなく、カナダなど海外在住者も視聴しました。
(一憂一喜)今回、参加者数増加が見込まれることもあり、直前になり、「初のWebinar」利用決定となりましたが、操作の複雑さ等など要因もあり開始直前まで操作が機能しないという事態にもなりましたが、なんとか15分遅れでスタートしました。今回Webinar利用にあたり操作等に戸惑い、リハーサル等なしのまま3百名以上の方々が一気に「集合」したこともあり登壇者の確認等が遅れてしまいました。皆様には当日、15分の遅れとご案内等も十分ではなかったことお詫び申し上げます。
今後は5百名に向けて万全の体制にて今後は前広に計画そしてご案内をする予定ですので宜しくお願い申し上げます。