日中ファッション交流 報告

日中ファッション交流 艶やかに開催

20240406_東京都_日中ファッション交流当日の様子
(写真は公益社団法人日中友好協会の田中麻衣子さんが提供)
https://photos.app.goo.gl/A4TyiAZBukeNhMpr7

東京都日中友好協会文化交流委員会は、4月6日(土)午後、池袋の池ビズ(豊島区産業振興プラザ)にて 「日中ファッション交流」を約100名が参加して開催した。このイベントは、日本の振袖と中国のチャイナドレス、民族衣装を着付け、披露するファッションショーをメインに漢詩の朗読、中国帰国者による舞踊、日中服飾談義のトークショーと盛りだくさんな企画となった。

会は、中野修 常務副会長の開会挨拶で始まった。司会は仁木恭子さん、小櫃基さん。

第1部の日中ファッションショーは、日中友好アンバサダーである阿波連さゆりさん、原典子さん、安部まりあさんの3名が14名のチャイナドレスをまとったモデルさん達を先導し、ランウェイを行い、次いで雪竹涼花さん、寺根佳那さん、山田葉子さん、栗山善美さんらがチベット、新疆、中国東北漢民族の衣装を、さらに中国女性:鄭佳さん、喬風雅さん、楊宜さん、鄭奕 Dianaさん、北村美希さんらが初めての振袖を着付けてのランウェイを行った。
第2部は、趣向を変え、帰国者の「日中友好 大海の会」10名の皆さんが舞踊2曲を演じた。

次に、漢詩の朗読劇では、初唐の詩人 張若虚が春の長江をうたった七言律詩『春江花月夜』の朗読劇が披露された。

ここで、雰囲気が変わり、日本・中国服飾文化談義と題したトークショーに移った。講師は、文化学園大学・近藤尚子教授と(公社)服飾文化研究会・堀江陽子副会長の二人で、モデレーターには当会特任顧問:閏間正雄(元・文化ファッション大学院教授)が務めた。日本の着物は中国伝来のものである。日本の和服が究極のエコであること。40㎝×12mの反物から作られている着物は、染め直し、縫い直しなどを繰り返すことで、一生ものといわれるほど、何度でも長く使える。絹の原料は蚕であり、染色には草木を使い、全て身近な自然の中からとったものから作られている。 自然環境を破壊することなく作られているのが着物の持つ力である。と解説された。また、中国のチャイナドレスと漢服の成り立ちも紹介された。

そしてフィナーレは、喬風雅さんが振袖を着て「后来」、「夜来香」の2曲を日本語と中国語で歌い上げ、最後にもう一度振袖、チャイナドレス、民族衣装の皆さんのランウェイで締めくくった。

閉演後は、協賛いただいた青島ビールを参加者全員へ配り記念撮影を行い、参加者同士による楽しい交流タイムを過ごした。

今回の協賛:公益社団法人 服飾文化研究会、豊島区日中友好協会、文京区日中友好協会、西東京市日中友好協会、渋谷区日中友好協会、日中友好大海の会、株式会社東京マンダリンアワード、株式会社 池光エンタープライズ(青島ビール)、海底捞火鍋

(文化交流委員長:斎藤成 記)

最新情報はこちらから
>認定NPO法人東京都日本中国友好協会

認定NPO法人東京都日本中国友好協会

〒113-0033 東京都文京区本郷3-4-5 ハイムお茶の水702号
TEL:03-3295-8241 FAX:03-3295-8255
新型コロナウイルスの関係で10:30~16:30の時短勤務となっております。