2024年10月27日(日)。昨今の日中情勢を踏まえ、改めて自分たちの存在やこれからの役割などを忌憚なく話し合う座談会を開催した。
座談会は長く日中友好協会の活動に携わってきた西園寺一晃(さいおんじ かずてる)氏を囲み、1945年の日本の敗戦と、中華人民共和国成立・冷戦のはじまりから、現代にいたるまでの日中友好の歴史を中心に語り合った記録である。
ダイジェスト映像版のため、座談会の内容について、当協会HPに合わせてUPしているので、そちらを参照頂ければと思う。
■座談会の内容は下記リンク先からPDFテキスト版でご覧いただけます
日中友好活動のミライをつくる座談会~西園寺さんを囲み~ ※内容PDF版
今回の座談会を通じ、これまでの日中関係の様々な歴史から、山あり谷ありの歴史があるが、難しい局面でもあっても、細くてもしっかりと次世代にバトンを繋いでいくことの重要性を再認識することができた。
今回は歴史認識の再確認と、現在に至るまでの協会の歴史についてを中心に学びがあった。
熱のこもった質問も多く、時間が足りない部分があった。到底2時間程度で収まるはずもない内容であるが、まずは今回、当協会の創世記から現在までの歴史を再度参加者一同で共有することが出来たことは、非常に大きな成果であったと思う。
未来志向の議論や意見交換については、今回の第1回目を受けて、2回目の座談会の場を設けたいと感じた次第である。
■西園寺一晃(さいおんじ かずてる)氏 来歴 ※ウィキペディアより引用
東京市生まれ。1958年に一家で中華人民共和国に移住し10年間を北京市で過ごす。同国滞在中は文化大革命に遭遇した。1967年に北京大学経済学部政治経済科を卒業し、同年日本に帰国。1971年、『青春の北京』を刊行。同年、朝日新聞東京本社入社。同社調査研究室に勤務。同社総合研究センター主任研究員など歴任。中国の動向分析、研究を行う。
朝日新聞社定年退職後は日本中国友好協会全国本部副理事長、同参与、東京都日中友好協会副会長、同顧問、北京大学日本研究センター在外研究員、椙山女学園大学客員教授、工学院大学客員教授、慶応義塾大学非常勤講師、工学院大学内に設けられた孔子学院の学院長などを務めた。2019年現在、東日本国際大学客員教授。