11/21 中国を読み解く11月講座 活動リポート

 

 2017年11月21日の孔子学院と都日中共催による中国を読み解くの講座は李軼豪氏(中国国際放送局東京支局)の「中国人が見た日本」でした。

 中国国際放送局は中国三大放送局の一つで、かつては北京放送局と呼んでいた。1941年延安で開局。延安は中国革命の発足地であり、第1声は日本人の原清子さんでした。当時の放送は日本の侵略に対する反戦が主な放送だった。1970年代になると日本の訪中団が各地から来ており、訪日団を案内するのも大きな仕事だった。90年代になるとホームページや動画の配信が大きな仕事になってきた。

 2014年8月に東京支局に着任し、日中友好団体や華人関係の取材が仕事となった。この間、国会周辺で国民の安保法制に反対するデモや集会があり、現地での取材もおこない民衆の力を感じた。アベノミクスについてどう思うかなどの取材も行う。最近では、日産自動車の無資格者の検査問題や東芝の粉飾決算などの取材も行った。日本の製造業は本当に大丈夫なのかと言う感じを持った。

 

 日本に来てテレビのチャンネルの少なさに驚いた。中国では少ない地域でも100チャンネルはある。多いところは200チャンネルくらいある。1チャンネル500円くらいで契約できる。日本のテレビ契約はとても高くて驚いた。事故が起きると日本では取材のヘリコプターが何台も飛んでいる。危険で無駄ではないか。1台飛ばして配信すれば経費も安いと思う。

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