第4回日中友好セミナー【参加報告】

第4回日中友好セミナー 参加報告


<実施概要>
日時:20171118日(土)~19日(日)
会場:ホテルラフォーレ修善寺
主催:公益社団法人日本中国友好協会
後援:中華人民共和国駐日本国大使館

 

<程永華大使の講演要点>

・友好活動で後継者が育たない。若い人を引き込むためにはどうするかが課題である。

・地方組織のカバーする歴史ある組織が日中友好協会

・中国大使館の考えの一つが、日中友好協会と協力して訪中を企画することであるため、各都道府県協会の活動につなげてほしい。期待している。

・参加者は面接をして決めてほしい。中国大使館からの希望。

・青年交流の意義は、習近平主席も話をされている。19回党大会の報告においても青年の仕事においても時間を割いていた。青年が理想を持ち、責任を持ち、そのように動いていくことで希望が持てる社会ができる。

・2018年も重要な年。

・2017年は経済分野での交流がある。経団連、日本商工会議所らが250人規模の訪中団を送る。

・今年は後半からムードが好転してきた。

・本来であれば杭州で、両国関係を改善していこうとしていたが、年初は暗い状況だった。

・今年の下半期は、政府要人の交流も多くなり、民間の交流も盛んに行われるようになった。1000人交流会の大成功が良かった。

・今年、10月21日、22日にチャイナフェステイバルを実施し、8万人が参加し、4万人がニコ動で閲覧していた。

・中国の文化やグルメを知って頂くことができた。ムードが上向き。

・日中両国関係が厳しい理由は、原因の一つが、中国の発展に対する日本側の理解が進んでいない。

・相互訪問が増加している。

・9月までは11%ぐらい増加している。

・「日中相互利益」重要。WINWINな関係性の構築。

・人類運命共同体の方向性を見つけ出していこう。

・持続的平和、オープン、クリーンが重要。

などなど。

程永華大使からは示唆に富む内容のお話を戴きました。


<二日目> 分散会のレポート

二日目の午前中は分散会が行われた。分散会では、岡崎理事長から日中友好協会の歴史を発足時から詳細に説明をしていただいた。今回のセミナーには、青年委員会設立総会も予定していたこともあり、中国大使館側からは若手の外交官が多数参加されていた。岡崎理事長からは内村鑑三先生の時代から現在に至るまでの俯瞰した日中友好協会の歴史についてお話を頂いた。その後、中国日本友好協会の張理事・友好交流部部長より、中国側のこれまでの設立経緯について説明をいただいた。私たち青年層にとって、相互の設立の経緯を第一線で活動されている立場の方からいただいたことは非常に有意義な時間となった。中国日本友好協会の程海波副秘書長より、中国側のこれまでの活動をご紹介いただき、私たち青年層にとっては相互に学びの多い時間となった。

 

その後、参加者一人一人がそれぞれの所属協会での取り組みを発表した。

東京都日中友好協会からは5名の20代~30代が参加しているが、他の都道府県協会は50代以上の方である。東京もさらに会員を増やす動きも加速させるが、全体的に各都道府県協会も30代、40代のメンバーを増やさないと持続的に組織が続かない。ここが一番の課題である。中国大使館側としても、もっと多くの青年層の参加を期待していたと、汪婉・参事官からのお話から感じた。日中友好活動を持続的に活動していくため、青年層の会員増加は最優先の課題である。


<まとめ>

今回の第4回日中友好セミナーでは、若手の外交官と中国日本友好協会からのお話や、各都道府県協会の現状を知る大変貴重な機会であった。まずは今回、全国日中友好協会青年委員会の会則も決まり、正式に設立する運びとなったことは青年層獲得への大きな意義ある一歩となった。政治的に良好な機運も高まっており、この機を逃さず今後も日中友好活動の第一線で活動していきたい。

  

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