大阪関西万博 中国パビリオンで「日中書道交流会」を開催

「書林翰墨傳友誼:筆と墨がつなぐ友情」をテーマにした日中書道交流会が10日、大阪万博会場の中国館・北京周の企画として開催されました。

主催は、東京都日中友好協会、北京市対外友好協会、北京市文化歴史研究館、並びに日中文化交流協会です。

この交流会では、日中両国の書道家17名が「平和・友好」をテーマに、その場で筆をとり、書を通じて書道芸術と日中友好への美しい願いを表現しました。

会場では、日中の書道家たちが共に「美美与共(多様な美の共存)」「天下大同(世界の大同化)」などの作品を揮毫しました。

中国駐大阪総領事の薛剣氏は挨拶の中で、「書道は、中日両国が共に大切にしてきた伝統文化芸術であり、民間交流の中で独特の役割を果たしてきました。

書道芸術の継承と東洋文化の精髄の発揚を共に進め、両国の世代を超えた友好に、さらに温かさと力を加えていきたいです」と述べました。

日中友好協会会長・東京都日中友好協会会長の宇都宮徳一郎氏は、「日本の書道は中国に起源を持ち、その上で独自の発展を遂げてきました。

また、日中の国交正常化の過程においても、書道は重要な役割を果たしてきました。今回の交流会は、東京都と北京市の書道芸術交流をさらに深め、日中両国の文化交流と相互理解に貢献するものです」と語りました。

2時間以上にわたる交流では、各書家による揮毫が行われ、フィナーレには「青山一道同雲雨 明月何會是両鄕」という、コロナ禍において両国がマスクを贈り合った際の名文句を、各人が一文字ずつ揮毫しました。

そして、北京市人民対外友好協会からは記念品の贈呈がありました。

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