【映画上映会】戦後残留婦人考 忘れられた女性たち

戦後80周年記念ドキュメンタリー映画「戦後残留婦人考 忘れられた女性たち」の上映会及び監督のトークセッションを行います。

日時

2025年11月16日(土)13時半〜

開場:13時

映画上映時間:約2時間15分

場所

国際善隣会館(港区新橋1丁目5ー5)

映画内容

1930年代から国策としての満蒙開拓で日本各地から約27万人が満州に渡り、終戦後、帰国がかなわず中国に生きた人々がいた。制作に6年以上を費やした本作は、日本の若い一人の女性が「中国残留婦人」のもとを訪ね、その交流の中から、彼女たちの声に耳を澄まし、過去と現在に迫っていく。「歴史」では語られ難い当事者の声によって、故郷を離れ生きざるをえなかった彼女たちの記憶が切実に、丁寧に綴られる必見作。

王乃真監督について

王乃真監督

中国北京 北京電影学院教授 映画学專門

1986年渡日し、1991年日本大学芸術学部監督学科芸術研究所を修了。
戦後日本映画監督研究専攻。2003年から現在に至り、ISFVF北京電影学院国際大学映画作品祭や横浜国際学生映画祭など数々の映画祭で審査員を務める。CCTV-
6映画専門チャンネル「佳片有約」において日本映画研究者として作品を紹介。

著書:「アニメ辞典一世界アニメ経典」「日本漫画アニメ作家百名」「日本アニメ芸術美学と思想」 翻訳書籍:「日本映画の巨匠たち」1-3巻:佐藤忠男著「戦後日本映画史」上・下巻;小笠原隆夫著「愛の足跡一山口百恵映画芸術研究」小笠原隆夫著

2012年10月北京電影学院内で「戦後中国残留婦人考』の中で訪問者を担当している小林千恵と出会い、映画構想を開始、2013年1月より撮影を開始。

監督メッセージ

戦争は如何なる理由にせよ、是か非か勝ち負けに関わらず、道徳行為の規範、社会秩序を著しく破壊し、国と国とを敵にしてしまいます。

誰もが相手の気持ちに立つことを忘れ、自分の事だけを考えるスパイラルに陥り、老若男女全てが自分の運命を把握する事すらできなくなります。

中でも女性たちへの被害は、その最たるものかもしれません。歴史はそのような女性たちを符号として分類、区別してきました。“中国残留婦人”と呼ばれた人々は戦後、“加害者”と“被害者”という二つの身分を背負うことになりました。長い生存の軌跡には、避けて通れない喜びと悲しみがあったのです・・・・・。私は、戦争が中国(日満州)にやってきた日本女性にもたらした運命と悲しみを、このドキュメンタリーを通して表現したいと考えています。

定員

70人

参加費

無料

主催

認定NPO法人東京都日本中国友好協会女性委員会

申し込み・お問い合わせ

こちらのコンタクトフォームよりタイトルを「残留婦人上映会」とした上で、

  1. お名前
  2. メールアドレス
  3. 参加人数
  4. 映画参加希望の旨

をお知らせください。

締め切り

2025年11月15日(金)17:00

最新情報はこちらから
>認定NPO法人東京都日本中国友好協会

認定NPO法人東京都日本中国友好協会

〒113-0033 東京都文京区本郷3-4-5 ハイムお茶の水702号
TEL:03-3295-8241 FAX:03-3295-8255