先日5月8日(土)に、青年委員会主催の「日中友好協会の歴史を学ぶ会」が開催されました。
1. 実施目的
日中友好協会の発足の目的と歴史を学び、その知識を現在に結びつけ、今後の活動に有効に活用させる。また日中友好協会の役員や会員と青年委員会の会員の交流の促進。
2. 実施概要
主催 | 東京都日中友好協会青年委員会 |
開催日時 | 2021年5月8日(土)17時〜19時 |
開催方法 | オンライン(Zoom) |
参加者 | 東京都日中友好協会 中野修常務副会長、栗山眞之理事長 東京都日中友好協会・青年委員会のメンバー 埼玉、群馬、千葉、神奈川、京都、宮崎の日中友好協会のメンバー 含む計15名ほど |
司会進行 | 青年委員会委員長 井上正順 |
内容 | 17:00 – 日中友好協会の歴史・活動概要の紹介 18:00 – 自由交流 |
3. 日中友好協会発足の沿革の紹介
当時の初代会長の紹介や、どのような活動を行ってきたか、会員数の推移などを時系列に沿ってご紹介いただきました。当初、東京の半分の世帯を日中友好協会の会員にしたいというような壮大な計画を打ち立てた方もいらっしゃったようです。
目標は立てないと絶対に現実化しません。
当時の日中友好協会の志を知り、その志を今の時代に合わせて引き継いでいくという、
とても貴重な機会となりました。
4. 自由交流
Zoomのブレイクアウトルームの機能を使い、中野常務副会長と栗山理事長の部屋に分かれて、少人数制の質疑応答を行いました。なぜ日中友好協会に所属しているのか、過去盛り上がったイベントはなんだったのかなどの質問にも真摯に答えていただくと共に熱いエールを送っていただいました。
また、実体験から、培ってきた経験をシェアしていただき、今後の活動の参考にもなりました。
これまでの活動の中で大きな成果があったのは、やはり訪中団だったようです。
日本語が堪能な中国の大学生に迎え入れられ、お互いの言語で交流していたようです。
そして、中国の空気の匂い、熱量、サービス、売店のおばさんとの会話、ビルの高さなどを五感で感じることによって、これまでの中国観が一気に壊された方が多かったようです。百聞は一見に如かず。
本当の日中交流とは、ひとりひとりが自分たちの意思でお互いの会話する、
そんな些細なことなのかもしれません。
コロナ禍においても、今後の日中交流をよりリアルに感じられるような企画をいかに生み出すかが課題ですね。
5. 最後に
今回の東京都日中のイベントに触発され、各地区の青年委員会の委員長も同様なイベントを開きたいという声がありました。今回のように、あるイベントを起点として全国の日中友好協会が盛り上がっていくきっかけの一助になれば幸いです。
また、中野常務副会長から締めのお言葉の中に、日中共同宣言についての共有がありました。これまで日中共同宣言など読んだこともなかったですが、これからの日中友好に関して活動を行う上にあたってもとても参考になる内容だと思います。日中の国交回復はこの共同宣言を原点として始まりました。きたる2022年、日中国交回復から50年という記念すべき年です。原点を見直した上で、日本人、中国人の琴線に触れるような地域を巻き込んでいくような活動を実行していきたいものですね!
(出所)外務省ホームページ https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/nc_seimei.html