【中国と関わる仕事】中国と関わり働く方にインタビュー#3:石塚諒平さん

中国と関わる社会人にインタビュー

こんにちは!

この記事では、東京都日中友好協会のインターン生が中国と関わりながら活躍する方々にインタビューをしています。
将来中国と関わりたいと考えている学生の方、中国に関心のある方ぜひご覧ください。

他の方のインタビュー記事はこちら

No.1  井上正順さん
No.2  伊沢淳一さん

 

NO.3  石塚諒平さん ~日本企業と中国企業の違いはキングダム?!~
ご経歴
大学在学中に一年間、カナダの大学へ留学。そこで中国に関心を持つように。
大学卒業後に日本大手通信キャリアへ入社。
その後、中国大手通信キャリア日本法人へ転職。

大学時代、カナダへの留学中に中国に関心を持つ

ーー中国との関わりをもったきっかけはどういったものだったのでしょうか?

カナダ留学中に、多くの中国人の知り合いができました。また、中国系カナダ人や韓国人、他にもマレーシア人の友人も初めてできて中国やアジアを身近に感じるようになりました。
あと留学中に日本語クラスのTAを担当していたんですが、クラスの9割が中国系の学生だったんです。カナダというアジアとは程遠い土地で、中華系の人が皆本気で日本語を勉強している様子を目の当たりにして感銘を受けたのを覚えています。アニメやジャニーズが好きな人も多かったので、そういった話題から彼らと日本や日本語についての会話がどんどん広がっていきました。

これが私と中国の関わりの最初だったと思います。

カナダで寮のルームメイトと撮った写真

 

ーーカナダで初めて中国人と関わったのですね。そこで何か感じたことはありましたか?

カナダに行く前、中国についてはメディアから得た情報やイメージしか持っていませんでした。高校生の頃には、領土問題に関するデモのニュースなどがよく流れていて過激な印象を受けたのも覚えています。
しかし留学で知り合った同世代の中国人は皆フラットで関わりやすい人たちばかりでした。英語も上手で、国際感覚も持ち合わせている。また日本にも好意的で嬉しかったですね。

 

ーーそこから石塚さんの中国との関わりが始まっていったのですね。具体的に大学在学中は何をされていたのですか?

今まで中国語を勉強したことがなかったため、カナダでゼロから勉強を始めました。
帰国後も中国との関わりを失いたくなくて勉強を続けていました。就活と並行して、大学の中国語の授業に参加したり
中国でクラウドファンディングの活動をしたりしました。南京と重慶、上海に友達とフリーハグをしに行ったんです。これもすごく印象的です。あとは日中友好協会の活動や、大学生訪中団に参加したりもしましたね。

クラウドファンディングで上海に行った際、現地の協力者と撮った写真

 

中国への想いを持ちながらの就職活動

ーー就職活動では、どういった企業を見ていたのでしょうか?

「中国」という要素以外も見ながら企業探しをしていました。ただ、自身の強みの一つに中国に関するバックグラウンドがあると思っていたため、「中国オフィスでこういうことがしたい」ということは面接で訴えるようにしていました。そのため、自然と中国に進出している会社や中国オフィスを持っている会社を受けていたと思います。新卒で行くことになった会社も中国に関する業務をメインで行っている企業ではなかったですが、中国展開はしており、面接でも「中国オフィスでこんなことがしたい」ということをアピールするようにしていました。

 

3年間の勤務を経て、中国企業へ転職

ーー中国企業に転職した経緯はどういったものだったのでしょうか?

先ほどお話ししたように、いつか中国法人に出向して事業をやりたいと思っていました。しかし、その会社でキャリアを積むにつれ一体いつになったら海外事業に配属されるのかと考えるようになりましたこの会社にずっといたとしても、自分のやりたいことができる保証はないと思い、だんだんと転職を考え始めました。

ちょうどその時に、東京都日中友好協会の方から中国企業の日本オフィスの募集を紹介していただき、中国語や英語を活かしながら仕事ができると思って転職を決意しました。

 

――石塚さんと同じように、入社後に海外赴任や海外事業までの道のりの長さに悩む方も多いと感じます。
そんな方へ何かアドバイスはありますか。

全ての人に勧めるわけではありませんが、キャリアの進め方にギャップを感じており、更にその仕事自体にもあまり面白みを感じていない状況であるならば、いっそ違う会社に飛び込むことも一つの手だと感じています。

では、どのような会社を選べばいいのか。例えば最終的な目標が「中国で働く」ということであれば、そのために必要な要素や力を付けれる会社を選ぶと良いのではないかと思います。例えばビジネスレベルの中国語の運用経験を積める会社、中国で最先端を行く事業に関われる会社などです。中国で働くために必要なパーツを会社で拾っていくイメージです。少し遠回りになるかもしれないが、確実な方法だと思います。

 

ーー中国企業に転職するうえでの不安はありましたか?

中国企業だからというより、外資系企業であるため、日本の常識が通じないかもしれないという怖さがありました。外資系企業には個人主義・実力主義という風土があると聞くので、もし仕事ができなかったら首を切られるんじゃないかという不安がありましたね。笑)
英語には少し自信がありましたが、留学からのブランクもあり、実務についていけるかの不安もありました。また外資系企業の場合、もしその企業が日本から撤退した場合に仕事がなくなってしまいます。そういったさまざまなリスクについても悩みました。

 

ーー最初は不安があったのですね。実際に働いてみて、日本企業と中国企業の違いをどう感じましたか?

仕事の仕方が全然違いました。中国企業の働き方はまるでキングダムみたいだと思いました。 会社に入ったばかりの時の自分は「農民レベル」で何の武器も与えられていない状態から戦い始めるような感覚です。仕事で成果をあげるとワンランクずつレベルアップしていき、その度に持てる武器や付く味方も増えていく、まるでキングタムの世界です頑張って成果を出すと仕事の幅は広がっていきますが、逆に言うとなにか功績を出すまで誰も見てくれません。

日本の企業だと、多くの部署にはこれまでの方が行ってきた仕事の積み重ねや流れがあって、新卒で入ってもマニュアルをもとにやることが決まっています。そのため、守られているような感覚はありましたね。何があっても部署のチームワークで戦っていました。それは日本企業の一つ良い点かもしれません。

またこれも意外かもしれませんが、「外資系企業」というと意見交換が活発で現場からのボトムアップが多いと思われるかもしれませんが、中国企業では、立場のある人の意見が大きな力を持っています。誰が何を言うかも重視されていて、そのために自身が功績をあげて力をつけていく必要があります。こういった風土もキングダムに似ていますね。

 

ーー転職される前に実力主義や個人主義について、不安があったとお話されていましたが、その点はどうでしたか?

確かに成果主義の部分はありますが、アメリカ企業と日本企業の真ん中のような感じがします。業務数字は見られますが、数字以外の過程の部分もきちんと見てくれるウェットな雰囲気もあります。個人主義という点は予想通りで、仕事のスタイルはかなり個人で行うものだと感じますね。

将来は中国留学へ

ーー今後やりたいこと、目指していることはありますか?

今はまだ考え中ですが、きちんと中国を知りたい」と思っています。中国について自分が話せることを増やしていきたいです。そのために、実際に中国に住んでみたいと思っています。中国企業で働いてはいますが、私は中国留学の経験がありません。「実際に中国で暮らしたことがない」ということに対して、歯痒さを感じることもあります。

キャリアを中断して留学することにはやはり不安を感じ部分があります。ただ、この思いはおそらく実際に中国に行くまで消えないと思うので、留学はいつか絶対にしたいと思っています

最後に学生へメッセージ

ーー本日は貴重なお話ありがとうございました。最後に、中国に関心を持つ学生の方へメッセージをお願いします。

学生のうちに中国に関心があるというだけで、かなり貴重な存在なのではないかと思います。欧米以外の国、特にアジアや中国に対して何か興味を持っていることは素晴らしいことだと私は思います。自身も最初は「英語ができればそれでいい」と思っていました。しかし、留学先で中国人と出会って、現地の言葉でもっとコミュニケーションを取りたいと思い、気づけば中国企業にいました。
学生のうちから中国に関心を持っている方は、その気持ちを大切にしてアンテナを張り続けてほしいですね。そして中国との関わりを自分の武器に変えていってほしいです。「中国といえば、〇〇さん」と言われるにまでなれたら良いですね。

自身も社会人になってからも、継続して中国との関わりは持ち続けるようにしていました。中国関連のイベントがあれば、有給休暇を取って参加することもありました。そういったイベントに参加していると、自然と中国関連の縁が繋がっていくんです。中国企業への転職もこういった活動で積み重ねた縁に寄るものが大きかったと思っています。そのため学生のみなさんが社会人になった後も是非そういった活動は続けてほしいと思います。

皆さんの今後の活躍を応援しています。

インタビュアー
「キングダム」に例えた中国企業の特徴が大変興味深かったです。
また就職して終わりではなく、自身の最終的な目標に合わせてキャリアを積んでいくことの
大切さを学びました。
本日は貴重なお話しありがとうございました!
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東京都日中友好協会では、中国人との交流やボランティア活動に興味をお持ちの方、日中友好を促進したい方、中国の文化・歴史などに関心のある方などの入会を幅広く募集しています。
当協会に参加していただくと、企画やイベントへの参加、中国人との交流など、様々な活動を行えます。
また、当協会は青年委員会の活動もあり、中国に関心のある学生の方も大募集中です。
詳しくは、当協会のボームページhttps://www.jcfa-tyo.net/をご覧ください!

 

 

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